2018.09.04
エル カフェ青山店2階レストランではソムリエによる厳選されたナチュラルワインを幅広くご用意しております。こちらでは、その中でもソムリエオススメの3本をご紹介いたします。
ナチュラルワイン(自然派ワイン)
・有機栽培、無農薬栽培により作られた限られた完熟のブドウから手作業で丁寧に作られるもの。
・大量生産を目的とせず作り手の顔の見える質の高いもの。
・補糖や培養酵母、必要以上の酸化防止剤の添加、酸度の調整なども一切行わないもの。*必要な場合は瓶詰時のみごくわずかな二酸化硫黄が添加されます。
・最新技術を使用した味わいの調整を行わないもの。
・ほとんどが濾過(フィルタリング)や清澄も行っていません。(稀に有機の卵白によってほんのわずか清澄される古典的なやり方もあります。)
・新樽などの過度な香りや作用を及ぼすものを一切使用しないもの。
丁寧に作られた自然の力を最大限に持ったブドウには何の添加物も技術も必要ありません。 ブドウは酵母を付着しており、ワインの中には元から微量に二酸化硫黄が存在します。
ところが酸化防止剤として大量に添加された二酸化硫黄からは亜硫酸塩が生まれ、亜硫酸塩は主に防腐剤、保存料として用いられます。 これは他の添加物と結合をしてワインの本来の香りや味を奪ったり酵母の働きを止めてしまったりするばかりではなく、人によって頭痛、胃痛、アレルギー症状を引き起こす原因となっています。
また一般にオーガニックワインとして市販されているものには上記の添加物や多量の酸化防止剤を含むものも存在します。 オーガニックやバイオダイナミックスと言われるものはブドウ栽培の農業方法でありワイン自体を指しているものではありません。
我々はこの農法と醸造方法によってつくられたナチュラルワインを選んでいます。
Champagne Drappier Carte d'Or
シャンパーニュ ドラピエ カルト ドール
自然派の代表格” Drappier”
ブドウ本来の味わいを純粋に表現。洋梨、ヘーゼルナッツを思わせるふくよかで、香り高いアロマ、黒ブドウ(Pinot Noir)由来のスパイシーなニュアンスも感じられる。
アペリティフとしては勿論、少し温度を上げ、白身のお肉料理や煮込みまで幅広く楽しめるオールマイティなシャンパーニュです。
オススメ料理
・アスパラガスのグリル
・いわい鶏のグリル
Dmaine Laurent Pillot "Chassagne Montrachet" 2016
ドメーヌ ローランピヨ ”シャサーニュ モンラッシェ” 2016
1890年より5世代に渡りきれいで美しいワイン作りをモットーにしたブティックワイナリー。2016年は天候には恵まれませんでしたが繊細さ、果実のヴォリューム、上質なミネラル感、心地よい余韻。(作り手のローランピヨ本人が、ビオディナミの事をピヨディナミと冗談交じりに言うそうで、)このワインは非常にバランスが取れていて、”ピヨ”ディナミが上手に表現されています。
オススメ料理
・鰆のソテー 季節野菜の天婦羅を添えて
La Stoppa Macchiona 2005
ラストッパ マッキオーナ 2005
生ハムやボロネーゼで有名なエミリア・ロマーニャ州のワイン。
イタリアワインの代表格が集う州ではなく、土着品種 バルベーラとボナルダを50%ずつ使用。個性溢れるワイン。アタックは強く赤から黒系果実の凝縮した果実味。タンニン(収斂性)はシルキーのように滑らかでシナモンやナツメグなどのスパイス、熟成によるなめし皮の香りも感じられます。赤身のお肉は王道、ジビエ料理にも、ワイン単体でも抜群。
オススメ料理
・子羊のグリル プティ野菜と共に